寒い、寒い。本当に寒い。
ここは寒い土地だ。 水桶の厚い氷がもう春まで溶けやしないし 手はかじかんでこわばるんだ。 それでも手袋は邪魔だから なるたけ素手で仕事をする。
少しばかりの端材で火を興し暖をとる。
この日は助っ人が来てくれて、勾配天井の梁に化粧カンナをかけた。
カンナ何年、とか言うのだっけな。 ひたすらカンナをかけて、また日が暮れる。